2022年に向けて

 気がついたらあっという間に年末を迎えております。弊社もありがたいことに11月くらいから、多数お問い合わせを頂いておりまして、人員も機材も活躍しております。年末年始は怪我や事故が起こりやすい状況でもありますので、スタッフ全員が気を引き締めて業務に臨んでおります。体調崩しやすい時期でもございまして、風邪のような症状が各所で見受けられますので、皆様もご自愛下さいませ。

 2022年1月から、フルハーネスの着用が義務付けられるようになります。各会場、劇場によって様々なルールが設定されているようですので、事前に確認が必要かと思いますがフルハーネスを着用しておけば間違いないと思います。実は胴ベルト型の安全帯着用をして作業を行っているのは、世界でも少ない事例のようで、日本もなぜいままで胴ベルト型だったのだろうか、という時代になりました。胴ベルト型はあくまでも危険なエリアに近づかないための制限をかけるものであって、落下した場合に助かる可能性はほぼありません。メーカーサイトなどで実験動画などが上がっていますのでぜひともご参照いただければと思います。

 もちろんフルハーネスを着用するにあたり、講習を受けていなければ着用することは許されません。弊社照明セクションでは高所作業が当たり前となっておりますので、フルハーネス講習は随分前に受講しており、トラスの上に上がるような人材は義務化の話が出る前から着用しております。それでも時折改めて安全に対する意識を高めていかなければと感じることも多々あります。安全器具をしっかりと着用することはもちろんのこと、正しい運用の仕方を認識し、スタッフ間で安全意識向上を心がけていくことが大事だと思います。

 当たり前のことを当たり前のようにできるスタッフがテクニランドにはいます。技術の継承だけでなく意識の継承を継続してきたこと、安全意識の啓蒙、共有、向上ができること。長年の経験によって重ねてきた弊社だけの特別なチカラだと思います。そこにはたくさんの想いが込められています。

 2020年、2021年と、今まで想像したことも無いような時間を過ごし、また新たな年を迎えようとしています。明るいニュースをあまり聞くことができなかった昨今ですが、2022年は弊社にとっても一つの節目の年になりそうですので、一年間を大事に過ごしていきたいと思います。

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