リギング講習 実技編

先日 JASSTが主催するリギング講習に参加してきました。

リギング講習初級編に関しては座学として、力学や物理の話を含めて、色々と教えていただき、最終的にはテストを実施して修了証をいただくのですが、その初級編の修了証を持っている人だけが対象の講習になります。座学よりもより一層の理解を深めていこうという取り組みで、多数の方が参加されていました。

内容としてはスリングワークの実習として、実際にマザートラスに300角トラスを取り付けてみる内容や、ロードセルを使用したバランスの確認、モーター内部のリミットについてなどなど、普段の現場では確認出来ないような内容が盛りだくさん 改めて講師やサポート作業をしてくださいました皆様に御礼申し上げます。

角度と荷重について

座学で理論を教わるだけでも、意識を改めることが出来ますが、やはり実際に実物にて確認することほど身につくことはありません。例えば1tモーターに2tの荷重をかけた場合、どのようなことが起きるのか。そんなことは現場で試すことなど出来るわけもなく。しかしながら起こりうる不測の事態として、危険を実際に確認しておくと貴重な体験となります。

また近年では電動バトンがほとんどということもあり、手引きの綱元を未経験という若い年代の方々のためにも講習を行っていただきました。綱元の操作に関してはまさに職人技。なめらかな速度変化や綱さばきを目の前で見せていただきまして、素晴らしいの一言に尽きる内容でした。

こういった講習に参加することで、安全に対する意識を向上出来るだけでなく、危険予測に対するスキルも向上出来ます。交通事故の経験がある人が、運転に対して安全に取り組めるように、危険を知ることは非常に大事なことです。またこういった講習に参加した本人が、現場の作業の中でどんどん周りへ注意喚起し、引き継いでいくことも大事だと感じました。

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